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『屍者の帝国』を読んだ [読書]

・円城塔著。
・19世紀末、イギリス。フランケンシュタイン博士による死者の再生技術が世に広がり、産業革命と相俟って今や死者は貴重な労働資源として、また『死なない』兵士として様々な役割を果たしていた。医学生ジョン・ワトソンはヴァン・ヘルシング教授に紹介され、ユニバーサル商会の名義でアフガニスタンに派遣される。死者を集め、一大勢力を築いているという、カラマーゾフの調査のために。アフガニスタン、日本、アメリカと世界を回りジョン・ワトソンが発見したこととは、そして再生された最初の死者『ザ・ワン』とは。謎が謎を呼ぶ一大巨編。。。

・伊藤計劃が没前に約30ページほどの草稿を円城塔が引き継いだ作品だ。いろいろと掟破りだ。
・ロンドン塔の戦闘シーンが今ひとつイメージしきれなかった。多分映像化すれば面白いんだろうなぁ、とはおもったけど。
・ジョン・ワトソン、ヴァン・ヘルシング、スペクター、リットン、大村益次郎、明治帝、レット・バトラー、トマス・エジソン、フランケンシュタイン、、、創作と史実が入り乱れる世界で有名人が縦横無尽に駆けまわる。
・近代世界・日本史への興味をかき立てられる。

・『バーナード嬢曰く。』2巻ではこう言われているけれど、シャーロック・ホームズは最後の最後でちょっとだけ出てくる。

・最近『バーナード嬢曰く。』で紹介された本を読むことが多い。

・人間にはなぜ意識があるのか、という問いへの回答が興味深い。

・アクションアドベンチャーかと思ったら、最終的にはハードSFになっていた。



屍者の帝国 (河出文庫)

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  • 作者: 伊藤 計劃
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2014/11/06
  • メディア: 文庫



屍者の帝国 河出文庫

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2014/11/06
  • メディア: Kindle版



アニメ化してるようだ。


屍者の帝国 [Blu-ray]

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バーナード嬢曰く。: 2 (REXコミックス)

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