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『コンテナ物語』を読んだ [読書]

・マルク・レビンソン著、村井 章子訳。

・それまで木箱や麻袋に入れて運ばれていた荷物を、規格化された金属の直方体の箱に入れ、積載して大量輸送しよう、というコンテナ化(コンテナリゼーション)の歴史についての本。
・コンテナ化によって大量輸送できるようになり、海上、陸上とシームレスに輸送可能になったことで物流に革命が起こった。

・『歴史』といってもまだ50年ほどの物語だ。

・コンテナ輸送システムの黎明期から現在に至るまでが書かれているんだけど、実質『コンテナ輸送』というシステムを発想し、実用化させた『トラック野郎』マルコム・マクリーンの一代記だ。すごくワクワクして楽しい。
・翻訳家の裁量ってどこまであるんだろう。本書でも『そうは問屋が卸さなかった』という一節があるんだけど、原書ではどういう言葉だったのかが気になる。

・『コンテナ』の歴史やシステムについて知りたかったらwikipediaを読めば事足りる、気がする。
コンテナ(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A

・でもWikipediaにはマルコム・マクリーンの活躍は書かれていないので、物流についての知識を得るためではなく、彼の伝記を読むつもりで読むといいと思う。

・大変良い本でした。是非ともご一読を。


コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

  • 作者: マルク・レビンソン
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2007/01/18
  • メディア: 単行本



コンテナ物語

コンテナ物語

  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2007/01/22
  • メディア: Kindle版


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