SSブログ

『間違いだらけのビール選び』を読んだ [読書]

・清水義範著。
・タイトルに惹かれて借りてみたんだけど、表題作を含め、結構短い短編集だった。

『間違いだらけのビール選び』
・表題作。長年同じメーカーの同じ銘柄のビールを飲んでいた男が、そのビールのリニューアルを機に新しいビールを買ってみようか、という話。
・数年前にあった『キリン 一番搾り』のリニューアルを思い出した。

『猫の額』
・猫の糞害に悩まされる男の話。

『雨』
・雨が嫌いな男と雨の日の話。

『家内安全』
・一家5人のうち、自分以外が正月を旅行で過ごすことになり、一人家で過ごすことになったデパートマンの話。

『空白の頃』
・塾講師とちょっとぼんやりした生徒の話。

『二人の女』
・家庭内の嫁姑問題に気付いた娘の話。

『ブラッド・ゾーン』
・マダラドウクツブユという虫に刺された男の話。

『私の中の別人』
・声優とストーカーの話

『青空の季節』
・昭和30年代、男と女が映画や海水浴に行く話。

『島の一夜』
・海洋生物学者(アメフラシ好き)が少女を助ける話。

『本番いきま~す』
・アイルランド語をNHK教育テレビで解説する男の話。

・それぞれ、どこかの家の塀の隙間から覗いて見て書いたんじゃないかっていうくらい、普通の人の、ちょっとした、ほんとうにありそうな出来事ばかり。それがしっかり面白い。

・すらすら読めるので、頭が休まります。

間違いだらけのビール選び (講談社文庫)

間違いだらけのビール選び (講談社文庫)

  • 作者: 清水 義範
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました