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MACアドレスを手がかりにしてネットワークトラブルに対処する方法 [コンピューター]

先日バッファローの無線LANルーター WZR-HP-AG300H を導入しました。
ひと通り設定を終え、ログを見てみると数十秒毎にDHCPリースを要求しているナゾのDHCPクライアントを発見。

2010/11/11 08:53:21 DHCPS sending OFFER of 192.168.150.130
2010/11/11 08:52:49 DHCPS sending OFFER of 192.168.150.130
2010/11/11 08:52:34 DHCPS sending OFFER of 192.168.150.130
2010/11/11 08:52:27 DHCPS sending OFFER of 192.168.150.130
2010/11/11 08:50:21 DHCPS sending OFFER of 192.168.150.130


こんな感じで延々と続く。ログがすべてこれで流れてってしまうのでよろしくないのです。

今回は以下の通り対応してみました。

まず、このIPアドレスのクライアントはなんなのか特定します。WZR-HP-AG300Hだと、[Internet/LAN] → [DHCPリース]でIPアドレスとMACアドレスを対照させることができます。

IPアドレス ------------ MACアドレス---------------- リース期限 --- 状態
192.168.150.130 --- 00:1E:8F:01:01:01 --- 0:0:23 --- 自動割当


こうなってました。どうやらこのマシンが怪しそうです。
でも各クライアントのMACアドレス一覧表なんて作ってません。
こんな時は以下のサイトでMACアドレスの割り当てメーカーを絞り込みます。

IEEE SA Registration Authority(IEEE)
http://standards.ieee.org/develop/regauth/oui/public.html

ページ下の"Search for:"欄に調べたいMACアドレスを入力します。
先頭の24ビット(6桁)を入力します。今回は"001E8F"

そうすると結果が以下の通り出てきます。

00-1E-8F (hex) CANON INC.
001E8F (base 16) CANON INC.
3-30-2
Shimomaruko
Ohta-Ku Tokyo 146-8501
JAPAN


これでおかしな挙動をしているのがキヤノン製品だということが判明しました。

ネットワーク上にある、判明したメーカーの製品は何か、それはDHCPクライアントか、などなどを調べてゆきます。
後はそれぞれのネットワークに合わせて復旧作業を行ってゆきます。該当するハードウェアの再起動で復旧する場合もあれば、設定変更の必要がある場合もあるかもしれません。

今回の場合は、ネットワーク上にキヤノン製品は3台。そのうちDHCPクライアントとして動作しているのは1台。
どうやら特定できました。
この際なので、yogiさんは該当プリンタに固定IPアドレスを設定しました。

以上、こういう場合はこうせよ、というオチはありませんが、トラブルシュートの一事例としてご参照ください。


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