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『君たちはどう生きるか』を観た [映画]

・あらすじは一応透明テキストにしておきますので、読みたい方だけご確認ください。
・第二次大戦中の日本。母親を火事で喪った眞人は父親の仕事の都合で東京から父親の会社のある地方に引っ越す。広大な敷地を持つ家には古い塔があり、アオサギが住み着いていた。アオサギに違和感を覚える眞人だったが疲れで寝てしまう。転校初日、生徒と諍いを起こすが眞人は自分で頭を石で叩き怪我をよりひどく装い家族を心配させる。怪我の療養中も アオサギは姿を変えて眞人に死んだ母親に会いたくないかとしつこく聞いてくる。悪い夢だと思っていたがアオサギと戦った木刀が壊れているのを見てこれが現実だと確信する。父親の再婚相手ナツコがある日森の中に入って行ってしまう。それを目撃していた眞人はお手伝いの一人キリコと一緒に彼女を探しに行く。そこで再びアオサギと遭遇し、眞人とアオサギとキリコは死後の世界あるいは人が生まれる前の世界に潜り込みナツコを探しに行く。幾多の冒険を経て眞人はナツコを救い出し、彼女を新しい母親と認めるのであった。眞人とナツコが再び戻ってきた時、別の世界で敵対していた大量のインコとペリカンも同じ世界に移ってきて、世に広がってゆくのであった。。。

吉野源三郎著『君たちはどう生きるか』とは一切関係ない異世界ファンタジーだった。『千と千尋の神隠し』的な。作中で主人公が『君たちはどう生きるか』を読むシーンがちょろっと出てくるだけ。
鳥のくちばしの中に顔があるっぽいあのポスター、実際にそういう鳥だった。
この家、『となりのトトロ』だろ、とか、湯婆婆っぽいお手伝いとか、あちこちに過去作との類似点が見つけられてちょっと楽しい。
・これが宮崎駿氏の、最終作になる可能性が非常に高い。スクリーンでご覧になることをおすすめします。
・氏の集大成のような、通過点のような。少なくとも中まとめくらいの作品。おすすめです。
ワラワラかわいい。インコちゃん怖い。
・マグリットの『現実の感覚』のようなシーンもある。
・映画予告で『SANDLAND』の主人公が『予告編なのに宣伝しない俺ってサイコーにワルだろ?』みたいなこと言ってたけど、真のワルは予告編も流さない
・予告とネタバレで保険をかけて『観てもモトは取れる』と確信したものにしかお金を払わなくなってしまった情報過多の現代に一石を投じる作品。ぜひスクリーンで御覧ください。


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  • 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
  • 発売日: 2014/07/16
  • メディア: Blu-ray



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