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『帰ってきたヒトラー』を観た [映画]

・突如2014年のドイツ・ベルリンに現れたアドルフ・ヒトラー(オリヴァー・マスッチ)。学習し、市民と交流するにつれ、現代にも自分がつけ込むことができる不満が渦巻いていることを知る。テレビ番組に『ヒトラー芸人』として登場し、過激な発言で人気を博してゆくヒトラー。自伝も売れ、映画化されることにもなったのだが。。。

・全編ドイツ語。
・ヒトラー、タイムスリップか、それとも生き返ったのか。そもそも本物なのか。そこらへんは積極的に表現されていない。でもまぁ、あまり問題ではない。

・戦後70年経ってドイツを率いているのは『迫力のあるオバサン』だった。
・ヒトラーのお気に入り政党は『緑の党』。へぇ。

・テレビ、映画、インターネット。プロパガンダには最高だ!!
・ネオナチに襲われるシーンがあるんだけど、あれはヒトラーの作戦だろうなぁ。『自分はナチではない』という。

・ドイツでは『犬殺し』は社会的に抹殺されてしまうレベルの重罪って、ホント?

・原題は『Er ist wieder da』。『彼が再び現れた』くらいの意味か。
・コミカルで、やがて背筋が寒くなる感じの作品。移民、失業、環境問題などに不満を持つ『一般市民』がヒトラーのような『強い指導者』を待望する素地が現代ドイツにはあるかもね、という。
・比較的ヒトラーを好意的に描いている。悪魔は笑顔でやってくる、といったところか。
・果たしてヒトラーは現代でも力を手に入れることができるのか。

・そう、ヒトラーは『民主的な手続き』によって選ばれているのだ。


帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫 ウ 7-1)

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  • 作者: ティムール・ヴェルメシュ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/04/23
  • メディア: 文庫



帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

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  • 作者: ティムール ヴェルメシュ
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/04/23
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帰ってきたヒトラー 上 (河出文庫)

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: Kindle版



帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

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