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『オデッセイ』を観た [映画]

・有人火星探査が実現された近未来。探査中砂嵐に遭遇し、チームは火星からの撤退を余儀なくされた。脱出艇に乗り込もうとしていた時、クルーの一人マーク・ワトニー(マット・デイモン)は飛んできたワイヤーに刺され吹き飛ばされる。他のクルーはワトニーを置いて脱出、NASAも公式に彼の死を発表した。しかし彼は生きていた。数億キロの彼方、火星で、たった一人のサバイバルが始まる。ディスコ・ミュージックに乗せて。。。

・もうなにもかも素晴らしい。ストーリーも、映像も、音楽も、大変によろしい。とてもポジティブな作品

・ワトニーは豊富な知識を駆使し、火星で水を作り、ジャガイモを育て、地球と交信する。てっきり救助が来るまでのんびり農業やってましたーっていう映画かと思ってたんだけど、もちろんそんなことはなかった。

・マークが地球と通信を図ろうとしてマーズ・パスファインダーを掘り起こしたり、ローバーを引っ張ってきたり、『あ、そういえばそれがあったな』というのが出てきて楽しい。

・栄養が足りないから、最初の頃はマッチョ・デイモンだったのが、数カ月後にはガリガリ君になっていた。彼の役者根性を見た気がする。

・放射性物質の崩壊熱で暖を取るシーン、何かでも見たなぁ、と思ったら『ドラえもん』だった。33巻、『地底のドライ・ライト』



・ざっくり言うと、『キャスト・アウェイ』と『アポロ13』と『ディープ・インパクト』を足したような感じ。あと『アイアンマン』成分を少々。

・中国がなかなかいいポジションに収まっている。

・アメリカ人って、ホントに『サプラ~イズ』って言うのかな。このセリフ聞く度、いつも思う。

・音楽がとても良くって、絶妙なタイミングでピッタリの20世紀の音楽がかかる。デヴィッド・ボウイの『スターマン』がかかった時にはyogiさん目頭が熱くなった。

・子供に向かってぬいぐるみを振って喜ばせるのは、ディープインパクトへのオマージュなのか、長距離宇宙行時のお約束なのか。

・原作は『火星の人』。『バーナード嬢曰く、』での紹介を貼っておきますね。



検査工程は大事!!一発勝負のプロジェクトで検査を省くって、それは無茶なことですよ。もってのほかです。ありえない。
・因みにスケジュールがタイトなプロジェクトがあった場合、いろんな手をマネージャーは打つものです。
プロジェクトメンバーを増やす → メンバーが足りないと気づくのはプロジェクトが始まって結構経ってからなので、新メンバーにはトレーニング期間が必要。そのために既存メンバーを割く必要があるので、実はあまり効果的ではない
メンバーに時間外労働を依頼する → メンバーが若い、モチベーションが高い場合は効果的なことも。ただし障害の作り込み、仕様の見落としなどが続発するので検査を厚めに行う必要がある。
当面必要ない工程・プロジェクト外業務を省く → ドキュメント、社内行事、経費精算など。ただしここでドキュメントライティングを省略すると、一生作成されないことに。
検査工程を省略する →正常系のみの検査で済ませるとか。社内システムなど、障害発生時に即時対応ができる場合は、有効なことも。ただし納品先との信頼関係が壊れることがあるので、事前にきちんと説明しておくこと。

などなど。yogiさんはエンドユーザーに協力してもらって、クローズドテストを本番環境で実行するとか、してましたねぇ。

・年々予算が削減され続けることに危機感を抱いたNASAが作った壮大なプロモーション・ビデオという見方もできる。そもそもアレス計画って中断してるし。

・どんな状況に置かれても、絶望せず、目の前の問題を解決してゆく姿勢が一番大事。それが宇宙飛行士のライトスタッフ。yogiさんもタイトなスケジュールのプロジェクト担当になっても、諦めずに頑張ろうと思います。


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