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『TWELVE Y. O.』を読んだ [読書]

福井晴敏著。第44回江戸川乱歩賞受賞作。

・沖縄米軍基地にテロリストが潜入し、コンピューターウイルスで基地を機能不全に陥れた。
・通称『トゥエルブ』と呼ばれるテロリストの正体は?
・コンピューターウイルス『アポトーシスII』はどこで開発されたのか?『ウルマ』と呼ばれる兵器とは?『キメラ』とは?『BB文書』とは?そして『GUSOHの門』とは?日米の陰謀渦巻く中で翻弄される男と女を描く。
・いやぁ、面白かった。作者の沖縄・日米安全保障観は別として、娯楽小説として面白かった。
・次から次へと湧いてくる謎と陰謀のオンパレードは、『吼えろペン』の流れ星超一郎のこのセリフを思い出した。
新 吼えろペン 第31話 『最後のふろしき』より

富士鷹『そうか---』『そうか---』『流れ星・・・』
炎尾『それでお前のマンガ・・・』
流れ星『なんだよ!?』
富士鷹&炎尾『いつもいつもストーリーは進んでないくせに・・・』『つぎつぎと新しい謎ばかり!』『期待感たっぷりに出てくるよな!!』
流れ星『出てくるよ---人間の闇!世界の破滅!すべての崩壊の時は近いよ!!』
流れ星『でも、』『すべての崩壊なんておれ描けねーし!』『よくわかんないし!』『だけど煽るよ---!』『煽ると読者が喜ぶから!』『勝手にね(ハート』
ボタQ『そしてどんどん本は売れます!』
流れ星『読者の豊かなイマジネーションを刺激してんだよ!』『作者のおれよりもっと優れているところにいってるよ、ヤツらは!』

・でもしっかり最後までちゃんと描ききっているよ。ふろしきもちゃんと畳まれている。安心安心。

Twelve Y.O. (講談社文庫)

Twelve Y.O. (講談社文庫)

  • 作者: 福井 晴敏
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/06/15
  • メディア: 文庫



新吼えろペン 8 (サンデーGXコミックス)

新吼えろペン 8 (サンデーGXコミックス)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/08/17
  • メディア: コミック



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