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『さくら』を読んだ [読書]

・西加奈子著。
・大阪に住んでいた家族。愛しあう両親、僕、美しく元気で風変わりな妹、そしていつもかっこ良くなんでもできる、輝く兄。そして飼い犬のサクラ。彼らの20年にわたる幸せな暮らしと絶望と希望を描く。

・yogiさんの姉が、『この本いいよー』と言っておすすめいただいたので、読んでみた、のだ、けれど。
・そうかぁ?

・『ボール!あの軽やかな跳ね!

・家族は不幸と絶望の底に突き落とされる。『これはフィクションだから』『実際にはこんな不幸なご家族はいないんだから』『次のページではなんかうまいこといってるかもしれないから』と自らに言い聞かせないと読み進めるのが難しいほどに。ああ。
・主人公の次男、薫君が思い出す形式なので、どこか淡々としているんだけど、でもやっぱり切ないなぁ。
・最後まで読み終えて、一応の結末を見たので良かったのですが、途中で断念する人、多いんだろうなぁ、これ。yogiさんは絶望的なまま本を閉じるのは忍びなかったし、レビューに『小さな奇跡が』とか書いてあるからそれを信じて読み進めたけど。むぅ。

・ああ。


さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)

  • 作者: 西 加奈子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/12/04
  • メディア: 文庫



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