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『ジオストーム』を観た [映画]

・地球温暖化の影響により、地球規模の大災害を被った地球。再発防止の為、ジェイク(ジェラルド・バトラー)をリーダーとして地球を常に監視し、必要な措置をとる人工衛星網による気象防衛システム(ダッチボーイ)が構築された。しかしなにかと歯向かうジェイクは政府に疎まれ、リーダーを解雇されてしまう。その後、中東、香港で異常気象が発生。監視システムの不具合を疑った政府は再びジェイクを宇宙に送り出し、システムの不具合の調査と改修を行うよう決定する。現場で調査を進めて判明したのは、故障が人為的であること、そしてその陰謀にはホワイトハウスが関わっているということだった。。。

・なんというか、『各種災害お徳用詰め合わせセット』といった趣。ディザスタームービーの『エクスペンダブルズ』だ。氷結、爆発火災、津波、雷、嵐、雹。
・因みに日本は雹でやられる。『デイ・アフター・トゥモロー』と一緒だ。他にも『ボルケーノ』、『2012』、『サイレント・ワールド』、『ゼロ・グラビティ』、『ディープ・インパクト』などなどを思い起こすシーンがいっぱい。様々なディザスタームービーのへのリスペクトを感じる

・氷結災害が『サイレント・ワールド』みたいに一瞬で凍ってしまうパターンだ。現実的でない。液体窒素が撒かれたみたい。
・『人工衛星で気象をコントロールして巨大災害を防ぐ』って、思想としては『シャークネード4』と一緒だ。爆弾を投入して嵐を消滅させるというメソッドもシャークネードと一緒だ。

・つまり、『アルマゲドン20XX』シリーズを始めとする、しょっぱいCGと繋がらないストーリー、目線の合わない演技と暗めの映像でおなじみ、映画業界の特殊配給会社の道を独走し続けるアルバトロス・フィルム配給作品をハリウッドが本気で作ったらこうなった、といった感じ。
・気象現象に太陽フレアとか、磁場の反転とかがあれば完璧だったんだがなぁ。

合衆国大統領役がアンディ・ガルシアって、なんかすごい。政権を影で動かす感じの人かと思ったら、まさかの大統領だった。

・敵か味方かエド・ハリス。ご健在でなにより。

・民主党政権内部の権力闘争を描きつつ、『メキシコに感謝しろよ!!』というセリフをつけることで現政権への皮肉も込められている。

・『過去作の焼き直し、つまみ食い』『勢いがいいだけでストーリーが破綻してる』『オチが読める』などなど、ウェブ上では否定的な意見に寄っている感がありますが、yogiさんに言わせれば、超大作系ディザスタームービーにそんなもの期待するほうがおかしい。頭を空っぽにして、圧倒的な映像を『すっげー』『こっえー』『やっべー』と言い続けられれば良いのです。高尚な映画が好きな人にはおすすめしません。





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