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『ユニバーサル野球協会』を読んだ [読書]

・ロバート・クーヴァー著、越川芳明訳

・架空の野球リーグ『ユニバーサル野球協会』を作り、3つのサイコロと細かいパターンで精密な野球ゲームを楽しんでいたヘンリー。ある日チームのエースピッチャー、デイモン・ラザフォードが完全試合を達成した。ゲームの事とはいえ満たされ、有頂天になったヘンリーだったが、次の試合で悲劇が起こり、彼の心は変調を来してゆく。。。

・野球ゲームが現実を侵食してゆくSFチックな話かと思ったら、細か過ぎるルールによって、ゲームを現実のように錯覚し、ゲームの中に迷い込んでしまう男の話だった。
『笑ゥせぇるすまん』みたい。野球ゲームに熱中 → 仕事が疎かに → 仕事も、私生活もきちんとしようと決意 → 友人もできて少し現実が上向きに → 現実の生活で失敗してひきこもり再びサイコロを手にする → どーん → リーグ戦も100年を越えて、今日も一人男はサイコロを振る。。。みたいな感じ。

・最後まで没入できない作品だった。


ユニヴァーサル野球協会 (白水Uブックス)

ユニヴァーサル野球協会 (白水Uブックス)

  • 作者: ロバート クーヴァー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2014/01/18
  • メディア: 新書



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