SSブログ

SONY VAIO PCG-SR9/K使用記 (その8-最終回) [思い出]

いよいよ最終回。

[その1] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-09-16-3
[その2] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-09-26-2
[その3] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-10-26
[その4] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-12-13-1
[その5] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2006-02-21
[その6] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2006-04-20
[その7] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2007-06-04-1

2005年3月から5月にかけて僕は朝8時に出勤し11時半にタイムカードを押す生活を続けた。土日も似たような感じで毎日出勤した。予定通り納品できたのでデスマーチとは言わないのだろうけど、かなりきつかった。ゴールデンウィークも毎日出勤した。

納品後は急に暇になるものだ。今まで取れなかった休みを取って、毎日7時ごろ帰宅した。

いろいろ考える時間ができ、いろいろ考えた結果yogiさんは会社を辞めた。

ソフトウェア産業は、構造的な欠陥があると思う。『成果主義が導入された中小ソフトハウス』は、ヤバいよ。まぁそれはそれ。

ボーナスをもらってから退職すべく社内で調整し、有給消化中に引っ越した。小平市から練馬区へ。少し都心へ前進。電話番号はまた03から始まるようになった。ベランダからは都庁が見えた。最近六本木ヒルズも見えることに気が付いた。

マンションにはすでにBフレッツマンションタイプが引かれていたので事前に申し込んでおいたが開通予定日は入居してから1週間後だった。その間のブロードバンド難民化を避けるために、CATVの『インターネット無料体験コース』を申し込んだ。これによって今回の引越しでのブロードバンド難民時間は3時間だった。さすがだ。

1ヵ月後、CATVインターネットは解約した。高いんだもん。

yogiさんは自営業者になった。設備投資としてSR9のスペックアップに取り組んだ。

SR9のメモリはそれまで64MB+128MBの計192MBだった。5年前、128MBメモリは3万円以上していたから、『ノートPCのメモリ=高いもの』というイメージがあり、増設なんて思いもしなかった。ところがちろっと調べてみたら7,000円強で買えることがわかった。おそるべしムーアの法則。ちょっと違うか?早速購入して増設。

256MBメモリは快適だ。すばらしきニゴロ。

ACアダプタの付け根(パソコンに挿すあたり)が断線した。長年使っているとあることだ。ふと目を離すとバッテリーモードになってる。ケーブルをチョイチョイって触ると直ったりするんだけど、それはその場限りで、気が付くとまたバッテリーモードになっている。
だから買い換えた。SONY純正だと1万円以上するので躊躇していたのだけど、サードパーティのものだと4千円で買えた。

かつてと比べて生活にゆとりができた。yogiさんはBlogを始めた。

そしてハードディスクを換装した。一連のスペックアップの中で実は一番体感速度が向上した。やっぱり4200RPMと5400RPMは違うわ。休止状態への移行速度が全然違う。

http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-09-15

そしてSR9はとうとう今週引退する。2006年を端折ったけど、それはBlogを見ればわかるから、書かなくてもいいかなと思っている。

僕はもともとMacintosh文化圏の人間だ。初めて買ったのはPerforma275だし、iMacも一時期4台保有すると言う、変な人間だった。同時に8台動かしてた時期もあった。

Macintosh文化圏の人間は、コンピュータを擬人化する。名前をつけたりして。それは起動時にハッピーマックが迎えてくれたり、お正月や誕生日にメッセージをくれたりするからかもしれない。

だからメインマシンがWindowsになっても愛情を持ってPCに接することができたんだと思う。そんなオチか。

メモリを増設し、ハードディスクは2回交換した。
ACアダプタは取替え、バッテリーは1回交換して1回リペアサービスを頼んだ。
バッテリーロックパーツのツメが折れてしまったのでバッテリーはガムテープで固定している。
ゴム足はすべて取れてしまったのでハブの付属品を取り付けた。
分解のし過ぎでトラックパッドの配線が断線し、マウスを使うようになった。
PCカードスロットは2回修理し、液晶モニタの接触不良も直し、電源の接触不良も修理した。
キーボードは1回交換してモデム不良で1回ソニーにお世話になった。モデム不良は今のスキルがあれば自力で修理できたかもしれない。
ネットワーク接続する際は一度休止状態にしてからでないとつながらないトリッキーな動作をするようになってしまった。リカバリしたら直るかもしれないのだけれど、リカバリしたら完全につながらなくなる可能性もあり、それが怖くてそっとしている。

内蔵電池の消耗が今後最大の壁になるのだろうなぁ。マザーボードの裏にあるという。交換、できるかなぁ。がんばろう。

SRは今思うとかなりバランスの取れた良いマシンだ。重さも、スペックも。そしてメンテナンスのしやすさも。
集積率の上がったこれからのノートPCは、このSRみたいにひょいと分解もできなくなっていくのだろう。

SONY VAIO PCG-SR9/K。名前はWIEN(ウィーン)。2000年5月の、20世紀のパソコン。7年現役。毎日一緒。どこでも一緒。仕事もプライベートも。朝から晩まで一緒。

ありがとう。そしてこれからもよろしく。

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか

  • 作者: エドワード・ヨードン
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2006/05/03
  • メディア: 単行本

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 4

raiko

WIEN って名前があったのね。 そりゃどこでも一緒じゃ愛着わくよね。それ以上か。お疲れ様でした< WIEN
by raiko (2007-06-19 21:14) 

yogi

>raikoさん
いよいよニューマシンが今週到着するですよー。わくわくです。
SR9もそれに合わせてリカバリしてあげたりしていたわってあげようと思います。
by yogi (2007-06-20 10:24) 

ぐるぐるんぱ

初めまして、yogiさん
WIENくんは、もう思い出の中なのでしょうが、、、、
前の書き込みをみるとHDDの交換&借り物CDドライブでの
リカバリ作業があったようですが、、、、
もし、良かったら教えていただければ幸いです。

PCG-SR1/BPのHDDが壊れたので、他のものに交換して
付属のPCGA-DVD51でリカバリしようとしてもDVD51が無反応・
電源入らない状態です。

BIOSでHDDは認識している
BIOSで起動優先はATAPI-CD-ROMを一番にしている(他も試した)
PCGA-DVD51にはリカバリディスク1が入っている
PCGA-DVD51のACアダプタは外して起動(繋いだままも試した)
試しにHDDを他のPCに繋ぎ、仮にOEM版のMeを入れ
 SR1に戻し起動するとDVD51の電源は入り取り出し等の動作は
 出来るがCDドライイブは表れない、、、

CDから起動するのに何か特別な操作が必要なのか、、、、
壊れているのか?マニュアルが無くわかりません。
VAIOのページに行っても電子マニュアルもなく、、、
Me以前のマシーンのサポートも打ち切られているようで、、、、
不躾な質問で申し訳ありませんが、もしよろしければご伝授お願いします。

by ぐるぐるんぱ (2009-02-17 16:06) 

yogi

> ぐるぐるんぱさん

通常であれば、CD(ここでがDVD)ドライブはPCに繋げば自動的に認識しますし、リカバリディスクを入れて起動させればシステムリカバリを始めてくれると思います。なので何かがおかしいのでしょう。

・DVDドライブの故障
他のノートパソコンに接続して、使えるかどうか確認してみましょう。多分PCカードスロットのあるPCであれば動作はすると思います。。。

・VAIO本体の故障
PCカードスロット故障問題が発生しているかもしれません。SRの初期型はすべてこの不具合を抱えているようです。
PCカードスロットを自力で修理する方法もあります。以下をご参照ください。

VAIO PCG-SR9/KのPCカードスロットを修理する。
http://yogi.blog.so-net.ne.jp/2006-12-09

といったところでしょうかね。。。現時点では、ぐるぐるんぱさんがなさったように一旦ハードディスクを別のPCに繋いでOSを入れてあげて、ドライバはどこかから拾ってくる。。。というのが正解な気がします。
by yogi (2009-02-19 10:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました