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SONY VAIO PCG-SR9/K使用記 (その3) [思い出]

その2の続きです。
[その1] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-09-16-3
[その2] http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-09-26-2

VAIOが家にやってきてから、他のマシンは使用する機会が激減してしまった。僕はVAIOを購入するまでは生粋のMacユーザーだった。当時の風潮として、『Macユーザーが使っても良いWindowsマシンはVAIOだけ!!』といった空気があった。それが僕にVAIOを購入せしめた一因であることを、否定しない。
気が付くと9台にまで増えていたMacは、一台また一台と友人のところに里子に出されていった。残ったのはiMac DV Special Edition('99)。DVDを見たり、たまにNanosaur(ティラノザウルスが主人公のシューティングゲーム)をするくらいになってしまった。小粋なインテリアではあり続けたが。あとはiMac Rev.A(Blue Bondi)とColor Classic II。この2台は完全にインテリアとなった。

当時インターネット接続手段はダイヤルアップだった。もちろん当時からSO-NETを使っていたともさ。でも接続プロバイダは7回も変わった。

[参考]yogiさん利用接続サービス(とプロバイダ)の変遷
ダイヤルアップ(SO-NET)

東京めたりっく通信(東京めたりっく通信/SO-NET)

Yahoo! BB(Yahoo! BB/SO-NET)

Bフレッツ(SO-NET)

TEPCOひかり(POINT/SO-NET)

J-COM(J-COM/SO-NET)

Bフレッツ(SO-NET)

メールアドレスを残しておきたかったのと、旅先・出張先でダイヤルアップ接続することがあったので、So-netの会員ではあり続けた。ぽけっとコース(月額315円)とかにして。なんだかんだでSo-net一筋8年だ。yogiさんはソネッターだったのである。So-netの中の人も少しくらいほめてくれてもいいと思う。

インターネットはやがてこのVAIOでのみ使用することとなった。15mのモジュラーケーブルを購入し、2DKのすべての部屋でインターネットを楽しむという、インチキモバイル環境を構築した。80年代の海外(北米)ホームコメディの、『妙に受話器からのコードが長い電話機』みたいな感じだった。でも電話料金がもったいなかったので、見たいページは大抵会社で見て、HTMLページを名前をつけて保存して家でオフラインで見てた。近いうちにFlet's ISDNを引こう。そんなことを考えながら。

2001年冬のある日、モデムが反応しなくなった。メモリ・LANカードときて今度はモデムか。よっぽど何かがあるマシンらしい。

こういう時、中途半端に知識があると、修理したくなってしまうのが僕の性分だ。できるところまで自分で修理(しようと努力)して、『やっぱり自分の手には負えない』と納得してからでないと、サポートに電話しようと思わない。これはどうやら技術屋さん全般に言えることらしく、会社の人々はことごとくそうだった。マシンの修理とか。マシントラブルが発生すると、わらわらとみんなが集まってきて直したりして。そして進捗は遅れてゆくのだった。
まあ、それはまた別の話だ。

なにはともあれリカバリだ。もう手馴れたものだよ。

でもモデムは反応しない。それどころかデバイスマネージャーに表示すらされない。接触不良かもしれないと思った。その位なら分解して繋げ直すだけで直るんじゃないかと思い、分解を試みた。背面のネジを外し、パームレストを外す。ここまではメモリ増設時に行ったことがあったので、スイスイだった。モデムはキーボードの下に配置されているようだったので、キーボードのツメを外し、ボードにアクセス、、、しようとしたのだが、どうしてもツメが外せない。どこにももう外せるようなネジはないんだけどなぁ。
後で知ったことだが、SRのキーボードを外すためには、隠しネジを外さなければならなかった。残念ながら当時の僕にそんな知識はなかった。

[参考]PCG-SR9/Kの隠しネジ
キーボードの左右上部に1箇所ずつある。結構傷が目立つ位置なので、ネジを隠しているカバー板を上手にはがさないと後々後悔必至だ。

無理無理で外そうと何度かトライしているうちに、[前候補]キーが外れてしまった。
慌てて無理に押し込んだのだが、どうしても元通りにはまってはくれなかった。まぁ、[前候補]キーなんて、一生使うことのないキーだし、いいや、とは思ったがあまり気分は良くなかった。キートップが一つでも欠けていると、それだけで格好悪かった。みっともなかった。それに、別のところを直そうとして、余計に壊してしまったのだから。

そんな泣きっ面に蜂な状態でソニーに電話した。リカバリしてもデバイスマネージャーにモデムが表示されないんです、と。サポートの人は恐らく接触不良であろう、と言っていた。多分そうなのだろう。
僕はキーボードのことは何も言わずに引き取り修理を依頼した。保証期間内だった。

数日後、ペリカン便のおいさんがSRを梱包して持って行った。
マシンが使えない日が続いた。毎日持ち歩いていたから、急に軽くなった鞄に違和感があった。携帯電話を忘れて外出したときの喪失感、と言えばいいのだろうか、そんな感じ。
数日後、ペリカン便のおいさんがSRを持ってきてくれた。日通のパソコンポの伝票に書いてある通りのおいさんで、軽く笑ってしまった。

[参考]パソコンポのおいさん
http://www.nittsu.co.jp/pasocompo/

やはりモデムの接触不良だったらしい。『あと、キートップが外れているキーがございましたので、キーボードも取り替えておきました』とソニーさん。ありがとうありがとう。保証期間内とはいえ、それは僕が"みだりに分解したり改造しようとしたり"したから発生した不具合なのに。直してくれてありがとう。

モデムとキーボードは無事修理された。

そして数ヵ月後、モデムは使われなくなった。

僕は、ブロードバンダーになったのだ。

[05/12/13]続きを書きました。
SONY VAIO PCG-SR9/K使用記 (その4)
http://blog.so-net.ne.jp/yogi/2005-12-13-1

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